イソフラボンで女性のリズムを整える

イソフラボンは大豆に含まれるポリフェノールの一種で、大豆製品の味噌や醤油、豆腐などに多く含まれています。 化学構造が女性ホルモン「エストロゲン」にとても似ているので、「植物性エストロゲン」とも呼ばれており、適量を摂取することで体の調子を整えてくれます。

イソフラボンがもたらす効果として、「生理不順の改善」を挙げることができます。 日本の女性の45.5%は生理不順の悩みを持っ ており、女性にとっては深刻な悩みの一つともいえます。

生理不順で引き起こされる害としては、肌のトラブル、肩こりや頭痛、のぼせなどがあり、ひどくなると、妊娠しにくい体になってしまうという問題もあります。 この生理不順の主な原因は、「心理的ストレスによるホルモンバランスの崩れ」です。

ホルモンバランスの乱れを整えるのに有効的な物質がイソフラボンです。 イソフラボンはエストロゲン様作用をもたらすために、体内で足りないをエストロゲンを補ってくれます。

また、エストロゲンともう一つの女性ホルモンである「プロゲステロン」は、バランスを保ちながら分泌されているため、エストロゲンの分泌量を安定させることで、プロゲステロンの分泌も安定させることができるのです。

結果的に生理の周期を正常に保ち、体の健康を維持することができます。

イソフラボンの適量摂取により、肌の調子を整えることもできます。 肌の老化を促進させてしまう原因の一つは「活性酸素」です。

人間が呼吸によって取り入れた酸素のうち、2%は活性酸素に変化します。 活性酸素はウイルスや細菌を攻撃する働きがあり、体には必要不可欠な物質ですが、増えすぎて細胞膜の脂質を酸化させてしまうと、細胞浄化の働きを衰えさせ、細胞の老化が進んでしまいます。

さらに活性酸素は、皮膚にあるコラーゲンにダメージを与え硬化させてしまうので、「シワ」や「たるみ」等の老化症状を引き起こしてしまいます。

イソフラボンはポリフェノールなので、高い抗酸化作用をもっています。 イソフラボンを摂取することにより、活性酸素を減少させ、細胞の老化を抑制することができます。

またイソフラボンには、コラーゲンやヒアルロン酸の、体内での生成を促進する作用があるため、肌に潤いをもたせ、肌を若々しく保つことができます。 加えてイソフラボンには、血液サラサラ作用や血流改善作用があります。

この作用によって、肌の細胞は必要な酸素や栄養素をしっかりと取り入れることができ、老化を防ぐことができます。 美肌効果で気持も明るくなり、積極的で健全な精神を保つことができます。