便秘解消してイソフラボンダイエット

イソフラボンを毎日適量摂取することで、便秘を解消することができ、ダイエット効果が期待できます。 イソフラボンは大豆に含まれるポリフェノールの一種で、抗酸化作用に富んでいます。

また、化学構造が「女性ホルモン・エストロゲン」に似ているので、体内で同じように働き、不足するエストロゲンを補ってくれます。 さらに、腸内の善玉菌の増殖を促進して、腸内環境を改善することができます。

便秘を引き起こす原因の一つは、腸内で悪玉菌が優勢になることによって、腸内環境が悪化することにあります。

ストレスや栄養の偏った食事などにより、腸内に悪玉菌が増えると、腸の働きが鈍くなり、便を体外に押し出す力が弱くなって便秘を誘発します。 イソフラボンを摂取することによって、腸内の善玉菌を増やし、善玉菌優勢の腸内環境を作ることができます。

善玉菌は乳酸を作り出し、腸内を弱酸性にして、腸のぜん動運動(便を腸から肛門まで運ぶ運動)を活発にしてくれるので、便が腸で水分を吸収される前に排出できるようになります。

また、善玉菌が腸内に増殖すると、善玉菌が増えるときに産出される有機酸も増加します。 腸内の悪玉菌は酸がとても苦手なため、悪玉菌に大きなダメージを与え、その数も減少していきます。

このようにしてプラスの循環が生まれ、腸内環境をますます良くすることができ、便秘になりにくい腸内環境を作ることができます。

活性酸素が体内で増加することも、便秘の原因の一つです。 活性酸素が血中に増えると、血液が酸性化に傾き、血液中の「LDLコレステロール」が酸化されてしまい、その結果血液がドロドロになってしまいます。

血液がドロドロになると、新陳代謝が鈍り腸の環境と働きも悪くなります。 イソフラボンはポリフェノールの一種で、「抗酸化作用」があるため、体内の不要な活性酸素を消去することができ、血液をサラサラの状態に保つことができます。

女性の場合、女性ホルモンの分泌と便秘の間には大きな関係があります。

月経前にエストロゲンの分泌量が大きく減少し、もう一つの女性ホルモン「プロゲステロン」とのバランスが崩れ、プロゲステロン優勢の状態になります。 プロゲステロンの分泌量が多いと、体への水分の吸収が活発になり、大腸壁から便の水分までも多く吸収してしまうため、便が硬くなり便秘を引き起こします。

イソフラボンは、エストロゲン様作用を持つため、月経前に減少するエストロゲンを補うことができます。

このようにして、プロゲステロンとの分泌のバランスを保つことができ、便の水分が過剰に失われるのを防ぐことができます。 結果として便秘を予防することができるのです。